チューリッヒをこんなふうに利用しよう!
なおマスター代は、1回製版するごとに必要です。
したがって、1枚しか印刷しない場合でも約30円のマスター代がかかります。
逆に、いくら大量に印刷してもマスター代は30円しかかからないということでもあります。
なお、印刷枚数と単価の関係の資料を下記に掲載いたしますので参考になさってください。
カラー印刷の違いカラーコピーは、コピー機自体も高く、さらにコピー単価も高くなりますから、不動産業者の場合には自社に専用のカラーコピー機を導入することはまずないでしょう。
しかし、印刷機の場合は色別にドラムを用意することで、簡単に多色刷りが可能です。
ただし、1色につき1本のドラムが必要になりますが、ドラム1本で自社印刷機の表現力がぐんと高まるはずです。
■インクの色他社との差別化を考えるときに、「用紙の色」で勝負しようとすると、用紙のコストが高くなってしまうことを指摘しました。
しかし、やはりせっかくのチラシ戦略ですから、少しでも他社より目立つようにしたいものです。
そう考えると、「用紙の色」ではなく「インクの色」で差別化を図ることはいかがでしょうか。
インクの色は、一般的な黒以外にも赤、青、緑他、使い分けることができます。
どの色でもインク代は一緒ですから、ドラムを差し替えるだけの簡単な操作で気兼ねなく各種の色が使えます。
両面刷りの場合、片面が黒で、片面を青にするだけでも印象はずいぶん違ってきます。
戦略として継続して実施していくことが重要なポイントですから、多色刷りにして煩雑な作業になってしまっては台無しです。
あまり手間暇をかけずに継続していくことを前提に考えるべきです。
毎回全く同内容のチラシでは、読者の目が慣れてしまってアピールが弱くなってしまいます。
力鄭といって、内容やレイアウトを毎回大幅に変更するようなことがあっては、継続してチラシを打つ効果が薄れてしまいます。
読者の側に、一連の広告であるとの認識が生まれないからです。
そこで、多少の変化をつけながら継続していくことが必要になってきます。
レイアウトに多少の変化をつけたり、2色か3色のドラムを用意して色の変化をつけることで、読者にアピールし地域に浸透していく工夫が必要になります。
■印刷機の威力不動産の取得について、購入希望者がどのように物件情報を収集したのか、その媒体調査が実施されたことがあります。
それによると約7割の人が「折り込みチラシ」が動機になったことを指摘しています。
マンションにおいては何と76.8%が折り込みチラシがきっかけとなった媒体であるとしています。
こうしてみると、折り込みチラシによって成約に至った物件の比率は60%を下らないものと考えられます。
一方全国的に見ると、印刷機を所有している業者は全体の10%位ですので、これを仮説を立てて解析してみたいと思います。
仮にある一定期間に100件の物件が成約になったとします。
そうすると、成約に至る媒体の分析をすると次のようになります。
折り込みチラシで成約になった件数は70件・その他の媒体で決まったものが残りの30件ということになります。
一方不動産業者の数が100社あると仮定すると、印刷機を持ってる会社が10社、持っていない会社が90社ということになります。
これらの資料から推計すると、印刷機を持っている10社で70物件、残り90社で30物件を成約しているということになります。
なんと、印刷機を所有している会社は、所有していない会社の20倍もの成約をあげていることになります。
言い換えれば、印刷機を所有していない会社が1件決めているときに、所有している会社は20件決めているわけです。
■折り込みチラシの実際店が通りに面しているところでは、売買の客が直接来店してくる場合もあります。
また、「ア」がつく頭文字の会社であればタウンページ(電話1帳)の前の方に載っていますので、タウンページからの問い合わせも結構な数になります。
会社「A」の場合、当地では一番先に載っていますので、毎月4〜5件くらい、このタウンページを見て電話がかかってきます。
過去30件の成約物件を分析した結果次のような統計がでました。
●30件中折り込みチラシで決定した件数27件その他で決定した件数(来客、電話等)3件合計30件さらに、折り込みチラシの27件を分析しますと、●27件中3ヶ月未満に契約になった件数8件3ヶ月以上で契約になった件数19件合計27件3か月未満で契約になった8件の内で5件は、その後情報誌を送って、この中から決まったものです。
したがって、30件の成約物件の中で、チラシの効果だけで決まったものが3件ということになります。
また、3か月以上情報誌を送り続けた19件については息の長いものもあり、過去情報誌を最長に送ってきたものに7年間というものがあります。
チラシ広告を打って問い合わせの客があった場合、必ず相手の住所、氏名、電話番号をキャッチして後はひたすら情報誌を送り続けることが必要になってきます。
■版下の完成チラシ版下の標準レイアウトを紹介しましたが、これに従って作業を進めることによりわずか数十分で版下を作り上げることができるわけです。
版下作成作業にかかるのに合わせて、新聞販売店ないし折り込みセンター等に集荷依頼をかけておきます。
そうすると、刷り上がると同時にチラシを引き取ってもらえますから、そのまま翌日の新聞折り込みが実施されることになります。
このような迅速な行動と積極的な姿勢が欠かせないことはすでに強調しています。
そのために諸準備作業をしっかりやっておくと、常に短時間に的確に処理していくことができるようになります。
あとは、いかに自社でそれを取り入れて実行していくかにかかっています。
ただし、いくらスピーディーな行動が大切とはいえ、必要記載項目が洩れていたり、広告表現に不適切なものがあってはいけません。
公正取引委員会の規制はもとより、不動産業の場合には全国の不動産公正取引協議会が公正競争規約を定めています。
それらの規則、規約に従って円滑な不動産取引に当たるように努めたいものです。
物件が出るたびに、きめ細かく物件・地域に密着した広告戦略・戦術をとることこそが中小企業者のとるべき術であり、その戦略は中小業者にとって最大の武器といえます。
特に、それを可能にする印刷機活用術を述べてきておりますが、それでは物件が出た場合に、どのような地域に、どのようにチラシを折り込んでいったらよいのでしょうか。
■チラシ折り込みの基本原則これまで述べてきましたように、印刷機を活用することにより、タイムリーかつ小刻みなチラシ戦略が可能になります。
できるだけ広範囲に多くの媒体を使えばこれに越したことはありませんが、コスト面の制約や、印刷・配布に要する時間や手間が問題になります。
印刷機の機動性を生かし、最小の投資で最大の効果を期待する場合、どのような媒体戦略をとるかがポイントになります。
一般的な傾向として、不動産の広告は地方紙で一番部数の多い媒体(新聞)に集中する傾向があります。
さらに、契約に至る見込客の大半が、物件近くの方であることが経験からわかります。
これらの点を考えますと、チラシ折り込みの実施もその物件に密着した地域へ配布するよう心がけます。
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